海外ファミリ―オフィスとは

日本人には馴染みのない「海外ファミリーオフィス」という言葉ですが、

 

欧米では古くから超富裕者たちに一族の財産を守り、永続的に引き継い

 

でいく手段としてご活用されてきました。最近では、日本においても一部

 

富裕層が注目し、国内外において組成するケースも散見されてます。

ファミリーオフィス」とは一族の永続的な繁栄を目指し、一世代の相続対策、直系にとどまらず、「ファミリー」として資産および事業を管理・運営する体制のことです。「プライベートバンキング」と類似しますが、さらに発展したサービスとしてそのファミリーに寄り添ったオリジナルな取り組みを行う点が特徴です。その起源には諸説ありますが、6世紀ごろ、ヨーロッパの王族の資産管理が始まりと言われています。伝統ある一族が永くその名を残すことは、引き継いだ者の使命であり責任でもありました。19世紀以降に米国で誕生したロックフェラー家やカーネギー家などの存在を耳にしたことがあるかもしれません。

 

ファミリーの永続的な繁栄には、所有する資産の効果的な管理と運用が不可欠です。企業オーナーでもある資産家の場合には、個人資産とともに、事業や法人の資産、および将来についても包括的に考える必要があります。また、資産には、金融資産だけでなく、人的財産・知的財産・財的財産がふくまれます。そのため、税理士・公認会計士や弁護士などの専門家がチームを組み、さまざまな観点からの実行をめざします。